他の名称について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/12 04:59 UTC 版)
「ツインカム(TWIN CAM)」と呼ばれることもある。四輪ではトヨタと日産、スズキ、ダイハツが、二輪ではカワサキがこの呼称を採用している。 ただし厳密にはツインカム=DOHCではない。これはV型エンジンや水平対向エンジンなどのシリンダーヘッドを2つ以上持つエンジンの場合、一つのシリンダーヘッドにはカムシャフトが1本すなわちSOHCと同等の機構であっても、エンジン全体でみるとカムシャフトが2本以上になるためである。もっとも、これをツインカムと称する例はまずない。そうした誤解もあるためトヨタはシリンダーヘッドが2つになるV型のDOHCエンジンに関しては「FOUR CAM」と称していた。 例外的にハーレーダビッドソンは自社のカムシャフトが2本のV型2気筒OHVエンジンをTWINCAMと称している。これは自社の従来のエンジンのカムシャフトが1本だったことから、それらと区別するためである。 表記はトヨタが「TWINCAM24(4バルブ6気筒)」「TWINCAM16(4バルブ4気筒)」「TWINCAM20(5バルブ4気筒)」、日産は「TWINCAM 24VALVE(4バルブ6気筒)」「TWINCAM 16VALVE(4バルブ4気筒)」、ダイハツが「TWINCAM-16V(4バルブ4気筒)」「TWINCAM-12V(4バルブ3気筒)」となる。 また別名では、主に直列型エンジンがTWIN CAM、V型および水平対向型エンジンがそれぞれFOUR CAMなどと呼ばれる。
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