五十鈴 (航空機)
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五十鈴(いすず)は、大日本帝国海軍が計画した滑空機(軍用グライダー)。実機は完成していない。
概要
1942年(昭和17年)2月、海軍航空技術廠(空技廠)は並列複座の無制限曲技滑空機の設計を美津濃グライダー製作所に対して命じた[1]。この指示は、前年に完成した日本小型飛行機製の無制限曲技滑空機「力」の流れを汲むものだった[2]。
美津濃は木村貫一技師を担当としてこれの設計にあたり、1942年6月に基本設計を完了。「五十鈴」と命名された[1]。しかし、木村技師が召集されたため、同年8月に計画は中断された[3]。
諸元
出典:『日本グライダー史』 119・228頁。
- 全長:8.28 m
- 全幅:11.60 m
- 翼面積:18.4 m2
- 自重:320 kg
- 全備重量:500 kg
- 乗員:2名
脚注
参考文献
- 佐藤博『日本グライダー史』海鳥社、1999年、119,227,228頁。ISBN 978-4-87415-272-0。
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