主語主題とは? わかりやすく解説

主語・主題

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/22 02:36 UTC 版)

述語」の記事における「主語・主題」の解説

述語に対して述語が表す動作や状態の主体といった文法的意味を表す格を主格と呼ぶが、印欧語などにおいて主格名詞句は文の先頭置かれると共に、「I love him.」と「Mary loves him.」のように主格名詞変化合わせて述語動詞語形変化させるこのように述語文法関係が一致する主格名詞句主語subject)と、一部印欧語では呼ぶ。印欧語などの文構造主語述語主述関係によって形成されている。ちなみに対格名詞句文法関係上、目的語呼ばれ、英語などは主語・述語目的語語順になっている日本語などの言語では格を助詞によって表す。日本語において主格「が」という格助詞によって導かれるが、「が」による名詞句は必ず先頭に来るとは限らず先頭置かれるのは「は」という助詞によって導かれる名詞句である。この名詞句はその文で(あるいはそれ以降の文も含めて主題(topic/theme)として取りあげられるものを表す。主題主格とは限らず例えば「私はご飯食べた」では主格であるが、「ご飯は私が食べた」では対格である。このように日本語基本的な構造主題述語による題述関係によって形成されている。 学校文法では「が」表される語も「は」で表される語も主語呼ばれるが、このような西洋言語学由来の「主語」という語や主述関係日本語文法適用すべきでないとする主語廃止論唱えたのは三上章である。この主張はその生前受け入れられることはなかったが、その後一定の評価を受けるようになっている

※この「主語・主題」の解説は、「述語」の解説の一部です。
「主語・主題」を含む「述語」の記事については、「述語」の概要を参照ください。

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