主語人称代名詞
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/02 19:00 UTC 版)
主語人称代名詞 (pronome personale in funzione di soggetto) は以下の表の通り。 単数 複数 1人称 io - 私は noi - 私たちは 2人称 tu - あなたは、君はlei (Lei) - あなたは 丁寧な表現 (敬称) voi - あなたたちは、君たちは loro (Loro) - あなたたちは 丁寧な表現 3人称男性名詞 lui - 彼は egli - 彼は(文章のみ) esso - それは(文章のみ) loro - 彼らは essi - 彼らは、それらは(文章のみ) 3人称女性名詞 lei - 彼女はella - 彼女は(文章のみ)essa - それは(文章のみ) loro - 彼女らは esse - 彼女らは、それらは(文章のみ) イタリア語では、ほとんどの動詞は語尾から人称と数がわかるので、特に必要が無い場合は主語人称代名詞は省略される場合が多い。また、省略により意味に違いは生じない。 敬称の lei 、 loro は動詞の活用に関しては3人称の扱いになる。Lei は初対面や目上の人などに用いられる。女性は男性に比べてLeiを多用する傾向があり、学生同士では初対面でも tu を用いることが多いが、女子学生は Lei を用いる人もいる。 男女が混じる複数は男性複数になる。 物や動物をさす esso、essa、essi、esse は会話では使われず、代名詞としてはquesto(これは)や quello(あれは)が用いられるのが普通である。 歴史的には二人称の敬称として voi が使われた。複数の敬称としての Loro は会話ではほとんど使われず、正式な書き言葉などに限って用いられる。 敬称のLeiはSignoria Vostraが三人称単数女性形の代名詞で置き換えられたことに由来する。
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