主な観測機器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/04 14:28 UTC 版)
AMSR(高性能マイクロ波放射計) 地球表面および大気から放射されるマイクロ波を測定し、主に水に関する様々なデータを取得するための観測装置。NASDAが開発。(これの改良版であるAMSR-Eが、現在運用されている地球観測衛星「Aqua」に搭載されており、後継機の衛星GCOM-Wしずくにまたこれの改良版のAMSR-2が搭載された。) GLI(グローバル・イメージャー) 地球表面及び雲からの太陽反射光あるいは赤外放射光を観測し、表面温度、植生分布、雪氷分布を高精度に測定することを目的とした光学センサ。NASDAが開発。 ILAS-II(改良型大気周縁赤外分光計II型) 高緯度地域の成層圏のオゾン層を監視・研究するための大気センサ。オゾン層破壊に関する物理化学現象の科学的解明等を目的としている。環境省が開発。 SeaWinds(海上風観測装置) ADEOS搭載のNSCATを継承発展させたもので、マイクロ波の海面による散乱を受信し、これを分析することで、海上風の風向、風速を測定する。NASAが開発。 POLDER(地表反射光観測装置) 地球表面、雲、海等で反射される太陽光の偏光、方向性及び分光特性を測定する。フランス国立宇宙開発センターが開発。
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