主な失格について
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 02:39 UTC 版)
トラック競技で、一度でも不正スタートの責任を有する競技者。ただし混成競技(国内ルールでは道路競走、駅伝競走を加える)では、1回の不正スタートの後、2回目以降に不正スタートをした競技者。1回目の不正スタートが即失格となるこのルールは、2010年1月よりWA主催大会で適用されている。日本国内でも2010年度から3年間は試行的に適用され、2013年度以降は日本陸上競技連盟主催・共催の全大会(小学生を除く)で適用されている。地区大会は各陸上競技協会の判断によるが、新ルールの適用が推奨される。フライング判定装置の設置が原則となるが、装置がない場合は目視とビデオ映像で判定する。日本学生陸上競技連合も日本学生陸上競技個人選手権大会と日本学生陸上競技対校選手権大会の両大会で新ルールが適用されている。2011年世界陸上の男子100メートル決勝で、世界記録保持者のウサイン・ボルトが不正スタートで一発失格となったことからこの新ルールが注目された。 2003年から導入された各レースで1度フライングがあった後は2度目以降が誰でも失格になるルールは、1回目のフライングが失格にならない事を逆手に取り、駆け引きのため故意にフライング出来る事が問題視されていた。 全国小学生陸上競技交流大会では、同一競技者が2回不正スタートを行った場合に失格となる。 他の走者の進路を故意に塞ぐ等、他の競技者の妨害をすること。 オープンレーンのトラック競技において、走者が競技中に他の走者以外の者と接触すること(部外者の手助けを受けたとみなされるため。競技中の走者同士であれば手助けをしても構わない)。 オープンレーンのトラック競技において、指定のレーンよりも内側に侵入すること。 セパレートレーンのトラック競技において、競技中に自身のレーンを逸脱すること。 リレー走で、バトンの受け渡しをテークオーバーゾーン外で行うこと。 リレー走で、バトンパスを成立させていないとき(受け取る走者に触れる前に落としたバトンを受ける走者が拾う、投げ渡す等)。 ハードル走で、ハードルをはみ出して低い位置で跳んだり、ハードルを故意に倒すなど。 指定時刻までに招集(競技開始前の点呼)に応じないとき。 禁止された薬物等を使用すること。 性別を偽って競技に出場すること。 その他、定められた失格行為に至ること。
※この「主な失格について」の解説は、「陸上競技」の解説の一部です。
「主な失格について」を含む「陸上競技」の記事については、「陸上競技」の概要を参照ください。
- 主な失格についてのページへのリンク