中国における地蔵信仰とは? わかりやすく解説

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中国における地蔵信仰

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 08:01 UTC 版)

地蔵菩薩」の記事における「中国における地蔵信仰」の解説

偽経とされる閻羅王授記四衆逆修生七往生浄土経』(預修十王七経)や『地蔵菩薩発心因縁十王経』(地蔵十王経)によって、道教十王思想と結びついて、中国において地蔵菩薩閻魔または十王一尊としての閻魔王同一存在であるという信仰広まった閻魔王地蔵菩薩として人々様子事細かに見ているため、綿密に死者を裁くことができるとされ、泰山王とともに十王中心に据えられた。 このため中国において地藏王菩薩呼ばれ、主に死後の地獄からの)救済願って冥界教主として信仰される日本の神奈川横浜市中区にも、死者永眠祀る地藏王廟中華義荘)が華僑によって建立されている。 明代小説である『西遊記』でも、冥界司る地藏王菩薩孫悟空斉天大聖)の暴れっぷりを地獄から天の玉皇大帝上奏する場面描かれている。 地藏王菩薩聖地は、安徽省にある九華山である。これは、新羅地蔵という僧(696年 - 794年俗名金喬覚俗姓法名連ねて、金和尚あるいは金地とも呼ばれる)が、この地にある化城寺住したことに因むのである。齢99で、この地で入滅した地蔵は、3年後開いて塔に奉安ようとしたところ、その顔貌生前と全く変わることがなかったことなどから、地蔵地藏王菩薩同一視する信仰生まれ、その起塔の地が地藏王菩薩聖地となったのである。その故事によって、文殊菩薩五台山普賢菩薩峨眉山観音菩薩普陀山と並ぶ中国仏教聖地中国四大仏教名山)として、今日まで信仰集めている。

※この「中国における地蔵信仰」の解説は、「地蔵菩薩」の解説の一部です。
「中国における地蔵信仰」を含む「地蔵菩薩」の記事については、「地蔵菩薩」の概要を参照ください。

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