不和の林檎とパリスの審判とは? わかりやすく解説

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不和の林檎とパリスの審判

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 02:51 UTC 版)

黄金の林檎」の記事における「不和の林檎とパリスの審判」の解説

詳細は「不和の林檎」および「パリスの審判」を参照 ゼウス開いたペーレウステティス結婚祝宴招かれなかった争い女神エリスは、宴の最中黄金の林檎投げ入れた(あるいは転がし入れた)。黄金の林檎には「καλλίστῃ」(「最も美しい女神に」)と書かれていた。3人の女神、ヘーラーアテーナーアプロディーテーがこの林檎を自らに相応しいものとして要求したゼウスは、人類で最も美しい男トロイアパリスが、間もなく行われる雄牛審査会審判をすることに気付き雄牛に姿を変えたアレース遣わしたアレースは、ゼウス命じられたこのこっけいな義務受け入れた。神たるアレースはどこから見て完璧であり、結果、金の月桂冠勝ち取るゼウスパリスが公正公平な審判をすると知っており、パリス判断させよう考えたのである。 彼は林檎ヘルメース持たせパリスにそれを届けて女神たち彼の判断議論抜き受け入れることを伝えよ命じた女神たちパリスのもとに現れそれぞれ林檎を得るための賄賂としてパリス贈り物約束したヘーラーは、「アシア君主の座」を、アテーナーは「戦いにおける勝利」をパリス約束した最後アプロディーテーは、「この世で最も美しい女」、すなわちトロイアヘレネー(この時点ではスパルタ王妃)を妻に与えよう約束したパリスアプロディーテー選び、これがトロイア戦争発端となる。 パリスはすぐに兄弟と、ヘレネーメネラーオス結婚を祝うために出かけた。彼らはそこで夜を迎えメネラーオスアガメムノーン呼び出されると、ヘレネーパリスだけが残された。このとき二人は愛を交わしヘレネーメネラーオス捨ててパリスとともにトロイア向かったここからトロイア戦争始まった

※この「不和の林檎とパリスの審判」の解説は、「黄金の林檎」の解説の一部です。
「不和の林檎とパリスの審判」を含む「黄金の林檎」の記事については、「黄金の林檎」の概要を参照ください。

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