下野国中村荘園における朝宗とは? わかりやすく解説

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下野国中村荘園における朝宗

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 09:42 UTC 版)

伊達朝宗」の記事における「下野国中村荘園における朝宗」の解説

朝宗築城とされる中村城中村大明神と言う朝宗祭神とする社が現存している。栃木県市町村誌によると中村大明神由緒については「中村衛尉朝定死后、中村大明神崇り祀り歳々十一月十五日土人之ヲ祭ルナリ」とあり宗村二男、朝定を祀る社であるとされている。この朝定は源義経遺児千歳丸(経若丸)との伝承があり、常陸坊海尊藤原秀衡の命を受け源義経の子朝宗(念西)に託したとする伝承栃木県真岡市遍照寺や、青森県弘前市新寺町圓明寺円明寺)等に残っている。 詳細は「中村朝定」を参照 中村大明神中村城落城の後、最後城主となった小太郎時長祀る小太郎明神としてその後伝わり、現在は中村城跡に建立されていた場所から大正2年5月遍照寺境内中村城建てたとされる伊達氏初代朝宗祭神とし歴代中村城主を祀る社として移築された。 NHK大河ドラマ「樅ノ木は残った」と栃木県指定天然記念物カヤの木 朝宗築城と伝わるこの中城には、伊達騒動題材にしたNHK大河ドラマ樅ノ木は残った」のモデルになった古木がある。この古木は現在遍照寺境内にあるカヤ古木で、昭和29年栃木県指定天然記念物となった文治5年1189年)、奥州伊達氏の祖、朝宗源頼朝から奥州合戦における石那坂の戦い恩賞として与えられ伊達郡信夫郡赴く際に植樹したとするいわれがある。

※この「下野国中村荘園における朝宗」の解説は、「伊達朝宗」の解説の一部です。
「下野国中村荘園における朝宗」を含む「伊達朝宗」の記事については、「伊達朝宗」の概要を参照ください。

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