上野村の地質概要
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/02 07:38 UTC 版)
「上野村亀甲石産地」の記事における「上野村の地質概要」の解説
.mw-parser-output .locmap .od{position:absolute}.mw-parser-output .locmap .id{position:absolute;line-height:0}.mw-parser-output .locmap .l0{font-size:0;position:absolute}.mw-parser-output .locmap .pv{line-height:110%;position:absolute;text-align:center}.mw-parser-output .locmap .pl{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:right}.mw-parser-output .locmap .pr{line-height:110%;position:absolute;top:-0.75em;text-align:left}.mw-parser-output .locmap .pv>div{display:inline;padding:1px}.mw-parser-output .locmap .pl>div{display:inline;padding:1px;float:right}.mw-parser-output .locmap .pr>div{display:inline;padding:1px;float:left} 上野村亀甲石産地 前橋市 上野村亀甲石産地の位置 上野村亀甲石産地の所在地は、群馬県多野郡上野村の大字楢原字堂所明ヶ沢(どうどころみょうごさわ)の山腹の一角である。上野村は群馬県の最南西端にある山間の村で、利根川水系神流川の最上流部に位置している。亀甲石の産出地として国の天然記念物に指定された場所は、神流川北岸(左岸)の旧国道299号線(現村道)沿いの山腹で、現国道299号線沿いにある川の駅上野「上野村ふれあい館」と神流川を挟んだ対岸に所在するが、指定地を示す案内板や標柱などは失われており、正確な位置は把握されていないが、国土地理院の発行する2万5千分1地形図(十石峠図幅)には、文化財保護法に基づく史跡・名勝・天然記念物をあらわす地図記号 「⛬」が記されている。 秩父山地に囲まれた上野村一帯の地質は主に、中生代ジュラ紀の秩父帯と山中地溝帯(さんちゅうちこうたい)と呼ばれる中生代白亜紀の地層で構成されている、このうち亀甲石が産出する山中地溝帯は、埼玉県小鹿野町からほぼ西北西方向に、群馬県の旧中里村(現、神流町)から上野村を通って、長野県南佐久郡旧佐久町(現佐久穂町)大日向(おおひなた)まで達する、幅約2 ㎞(キロメートル)から4 ㎞、長さ約40 ㎞の細長い地溝帯である。国の天然記念物に指定された上野村亀甲石産地のある場所は、この山中地溝帯の中で最も古い時代の「石堂層」と呼ばれる地層であると推定されている。なお、石堂(いしどう)は佐久町大日向の地名、石堂(国道299号線沿いにある乙女の滝付近)から名付けられた。 この石堂層を構成する岩石は主に、暗灰色で塊状の泥質からなる極めて細粒の泥質砂岩であり、この中に石灰質の団塊が含まれることがあって、この石灰質が含まれたものの一部に亀甲状の模様を持つものがあり、見た目が亀甲に見えることから亀甲石、または亀の子石とも呼ばれている。
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