上野本館構内の埋蔵文化財とは? わかりやすく解説

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上野本館構内の埋蔵文化財

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 22:48 UTC 版)

国立科学博物館」の記事における「上野本館構内の埋蔵文化財」の解説

上野忍岡遺跡 上野公園内に位置する国立科学博物館本館は、縄文・弥生時代から古墳時代遺跡、あるいは幕末維新期動乱焼失した江戸時代寛永寺子院群の遺構地下包含する上野忍岡遺跡うえのしのぶがおかいせき)の一角占めている。1994年より、博物館新館整備など再開発に伴う考古学上の発掘調査が行なわれ、当時上野本正面設置されていたザトウクジラ模型(現在はシロナガスクジラのものが展示されている)基礎部分屋外展示模型地点)と、本館裏手にあったたんけん館跡地部分発掘調査された。 発掘結果江戸時代寛永寺の子であった青龍院(しょうりゅういん)の礎石地下室(ちかむろ)や井戸などの遺構の他、江戸時代17世紀末から18世紀初頭頃)の陶磁器土器火災焼けた大量の瓦などが出土した変わった出土物では、当時ベトナムである「安南」から舶来した染付安南染付」の破片挙げられる。さらに古い時代遺構・遺物には、弥生時代竪穴住居跡古墳時代埴輪片が出土した隣接する西洋美術構内では、古墳時代竪穴住居跡多数確認されている。 上野本構内での発掘調査これまでに2回行なわれ調査成果報告書にまとめられ台東区内はもちろん東京都内公共図書館等に配布され自由に閲覧できる関連文献 国立科学博物館上野地埋蔵文化財発掘調査委員会1995上野忍岡遺跡国立科学博物館たんけん館屋外展示模型地点)』 台東区文化財調査会 2001国立科学博物館おれんじ地点埋蔵文化財発掘調査報告書10集。 小俣1996台東区遺跡『武蔵野』742号。※発掘調査報告書の他に、台東区教育委員会により、上野公園内を始めとする区内考古学上の遺跡紹介した冊子台東区遺跡』が年度毎作成され無償配布されている。 国立科学博物館1977国立科学博物館百年史』

※この「上野本館構内の埋蔵文化財」の解説は、「国立科学博物館」の解説の一部です。
「上野本館構内の埋蔵文化財」を含む「国立科学博物館」の記事については、「国立科学博物館」の概要を参照ください。

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