三河早生ちどり【ミカワワセチドリ】(草花類)
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登録番号 | 第6097号 |
登録年月日 | 1998年 2月 9日 | |
農林水産植物の種類 | きく | |
登録品種の名称及びその読み | 三河早生ちどり よみ:ミカワワセチドリ |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 2月 13日 | |
品種登録者の名称 | 農事組合法人三河温室園芸組合 | |
品種登録者の住所 | 愛知県蒲郡市三谷町諏訪東19番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 今泉聖一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「三河ちどり」の枝変わりであり,花は明緑黄色のかなり小輪で,小ギク仕立てのつまもの用向き品種である。 草型は直立性,草性は高性,開花時の草丈は中である。茎の太さは4.0~5.9㎜,色は淡褐,強さは強,縦じわは中,稲妻型屈曲は無,節間長は20~29㎜である。葉身長及び葉幅は50~74㎜,基部の形は凹形,先端部分の形は尖,一次欠刻は0.30~0.69,二次欠刻の程度は中,欠刻底部の形は中間,葉裂片縁部の重なりは重なる,表面及び裏面の色は緑,光沢度及び厚さは中,たく葉の有無は全体的にある,分布状態は主に両側,形は2深裂する,大きさは小である。つぼみの形は平,花房の形は凹形,花の大きさは30~49㎜,舌状花の重ねは5列以上で露心しない,舌状花数は200~399である。管状花数は10未満,分布は集中,全長は5.0㎜未満である。花弁の形は平弁及び樋弁,先端の形は丸い,外花弁及び内花弁の反り方は平,花弁の長さは10~19㎜,幅は5.0~9.9㎜,外花弁の表面の色は明緑黄(JHS カラーチャート2705),裏面の色は浅緑黄(同2703),外花弁の角度は平,花の中心部の色は外弁と同色である。花たくの形は平らな円錐状,総ほうの大きさ及び総ほう部から花頂部までの高さは10~19㎜,花首の長さは100~149㎜,季咲きの開花期は春で,育成地(愛知県宝飯郡御津町)における自然開花期は6月上旬である。 「三河ちどり」と比較して,茎の色が淡褐であること,葉裂片縁部が重なること,花首が長いこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成3年に出願者のほ場(愛知県宝飯郡御津町)において,「三河ちどり」の変異株を発見し,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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