三共対東北新社の訴訟
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/02 05:23 UTC 版)
「宇宙戦艦ヤマトシリーズ」の記事における「三共対東北新社の訴訟」の解説
2004年、東北新社はパチンコメーカー三共・ビスティ及びインターナショナル・カード・システムに対し、パチンコ「CRフィーバー大ヤマト」(スロット機を含む)PlayStation 2用ソフト・アニメーションソフトの「大銀河シリーズ大ヤマト零号」などが東北新社の有する宇宙戦艦ヤマトの著作権侵害と不正競争防止法違反であるとして損害賠償を請求した。 2006年12月27日、東京地方裁判所は判示にて宇宙戦艦ヤマトの東北新社への包括移転契約前の映画の著作権は訴外西崎義展ではなく、西崎経営の会社の訴外オフィス・アカデミーまたは訴外ウエスト・ケープとし、西崎義展と東北新社との間の映画の著作権の包括移転契約は無効とされた。 これは東北新社に対して著作権の包括移転契約を履行した時の権利者が、西崎義展個人であることを証明する証拠は存在していたが、一審で東北新社から提出されなかった為である。 西崎及びウエストケープコーポレーションの破産管財人が履行を選択し、破産管財人により東北新社への譲渡代金を司法和解した移転内容が否定されたため、 東北新社が著作権確認請求訴訟などを起こす。 著作権等の使用者は、真正の著作権者が不明となったために使用料の支払を供託する可能性、法人の破産終結・閉鎖登記を理由に著作権者不在として使用料の返還を求める。 東北新社以外の第3者が真正の著作権者とされた場合に損害賠償請求を受ける。 可能性が生じた。 その後、東北新社が控訴しその控訴審において東北新社から著作権の包括移転契約の正当性を証明する証拠が提出された。商品化の翻案権も西﨑義展から譲渡されている旨が含まれている[要出典]。 ただし、続編および新作(実写作品、過去作品のリメイク化作品)を製作する権利および過去作品の映像の翻案権は西﨑義展に留保されている。 2008年12月15日、東北新社は、本件被告らとの間で、本件被告らの一部が東北新社に対し2億5千万円を支払う内容の和解が成立したことを発表したが、詳細な内容は公表されていない。
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