一般的な丸刈りの長さの基準
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/19 17:16 UTC 版)
「丸刈り」の記事における「一般的な丸刈りの長さの基準」の解説
一口に丸刈りと言っても、その長さの基準は様々である。丸刈りの長さを表すのに、関東地方では分・厘、近畿地方では枚(バリカンに取り付けるスペーサーの枚数に由来)を用いることが多い。分や厘は尺貫法が基本であるが、例えば尺貫法の「5分」は15.15mmだが「5分刈り」では9mmとなるなど、必ずしも対応していない。また、バリカンの丸刈りの長さの目盛が機種によって異なる場合があったり、店によって多少の解釈の違いがあったりもする。 関東地方 1厘刈り:0.3mm 2厘刈り:0.5mm 3厘刈り:1mm 5厘刈り:1.5~2mm 1分刈り:3mm 3分刈り:6mm 5分刈り:9mm 7分刈り:12~13mm 9分刈り:15~16mm 身体尺度考で指の太さを基にしている単位に「き(伎)」、「ふせ(伏)」があり、1.89cmとしている。その半分(5分)が約9mmとなる。1分を尺間法と同じく約3mmとし、1分と5分との中間の3分は6mmと見ていたと推定できる。 近畿地方 5厘刈り :刃なし 1枚刈り :2mm 1枚半刈り:3mm 2枚刈り :5mm 3枚刈り :8mm 4枚刈り :11mm 5枚刈り :14mm ここから、スペーサーは1枚が厚さ2ミリであると分かる。 剃髪 バリカンではなく剃刀で剃り上げたスタイル。僧侶以外にも高齢者や暴力団関係者などに多く見られる髪型である。特殊な例としては、水泳選手がわずかでもタイムを短縮することを目的として競技会前に剃髪することもある(ただ、現実にはスイムキャップが着用されることが多いので効果の程は疑問)。自由業者や芸能人などにも散見されるが、特異な髪型で非常に目立ち、周囲に威圧感を与えることもあるため、学校や組織によっては禁止されていることもある(日本の警察学校でも1990年代以降はスポーツ刈りまでに留めることになった)。 英語では通常シェイブドヘッドと呼ばれるが、ネオナチなど政治的、反社会的な意志の表明として剃髪した者のことを特に『スキンヘッド』と呼ぶ。日本では単に剃りあげた頭髪のことをスキンヘッドと呼ぶことも多いが、明らかな誤用。
※この「一般的な丸刈りの長さの基準」の解説は、「丸刈り」の解説の一部です。
「一般的な丸刈りの長さの基準」を含む「丸刈り」の記事については、「丸刈り」の概要を参照ください。
- 一般的な丸刈りの長さの基準のページへのリンク