ヴォルフガング・ディートリッヒ会長時代
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「VfBシュトゥットガルト」の記事における「ヴォルフガング・ディートリッヒ会長時代」の解説
2016年8月15日、辞任したベルント・ヴァーラー前会長の後任にヴォルフガング・ディートリッヒを選出した。クラムニーの後任監督にはヨス・ルフカイ(英語版)が就任。2部降格に伴い、GKプシェミスワフ・ティトン、DFダニエル・シュヴァーブ・ゲオルク・ニーダーマイアー、MFフィリップ・コスティッチ、FWマーティン・ハルニック・ティモ・ヴェルナーら主力選手の大量流出を招いた。一方で1シーズンでの1部復帰を目指すためにDFマルチン・カミンスキ・ベンジャマン・パヴァール、MF細貝萌・カルロス・マネ、FW浅野拓磨・シモン・テローデらを獲得した。しかし、浅野やマネらの補強を巡ってルフカイ監督と強化担当者との対立を招いて、ルフカイは9月に辞任した。ルフカイの後任監督に元ボルシア・ドルトムントⅡ監督のハネス・ヴォルフが就任。冬の移籍期間にはMFエベニーザー・オフォーリ・ヨシプ・ブレカロらを獲得。しかし2月にはケヴィン・グロスクロイツが不祥事を起こして解雇されたほか、3月にはヴォルフ監督就任後出場機会が減少していた細貝を柏レイソルへ放出した。41年ぶりの2部での戦いは、高い得点力を武器に終始安定した成績で2部優勝を決めて、1シーズンでの1部復帰を果たした。 1部復帰を果たした2017-18シーズンは、近年の若手選手中心の補強から1部定着のためにドイツ代表経験者を複数補強したのが特徴だ。この夏の移籍期間にはGKミチェル・ランゲラク・MFアレクサンドル・マキシムらを放出する一方、GKロン=ロベルト・ツィーラー、DFホルガー・バトシュトゥバー、デニス・アオゴ、アンドレアス・ベックといった元ドイツ代表を、また若手の即戦力としてMFサンティアゴ・アスカシバル、オレル・マンガラ、FWアナスタシオス・ドニス、チャドラック・アコロらを獲得。また冬の移籍期間にはFWマリオ・ゴメスを8年半ぶりに復帰させた。シーズン中に監督交代があり混乱する場面があったが、タイフン・コルクトが監督就任後は9勝4分1敗の好成績を上げ結果的には7位でフィニッシュした。 2018-19シーズンは、前年同様若手選手とドイツ代表経験者をそれぞれ獲得している。この夏の移籍期間にはFW浅野拓磨・ダニエル・ギンチェクを放出。ドイツ代表経験者のMFゴンサロ・カストロ・ダニエル・ディダヴィや若手で有望なDFパブロ・マフェオ・ボルナ・ソサ、FWニコラス・ゴンサレスらを獲得した。しかし、前シーズンの勢いはなく第7節終了の時点で1勝2分4敗で最下位に沈んだことから、タイフン・コルクト監督が解任された。後任には元シャルケ04監督のマルクス・ヴァインツィールが就任した。翌2019年4月11日にはスヴェン・ミスリンタットのスポーツディレクターへの就任が発表されたものの、降格圏内を脱することは出来ず、4月20日のFCアウクスブルク戦で0-6と惨敗したことを受けてヴァインツィール監督が解任された。最終的にシーズンの順位は16位で、残留プレーオフにまわることになり、1.FCウニオン・ベルリンとのプレーオフでは第1戦では本拠地で2-2、第2戦は0-0となってしまい、二戦合計2-2でアウェーゴールの差で2部降格が決定した。なお1部16位チームの降格は2011-12シーズンのヘルタ・ベルリン以来7シーズンぶり3度目となった。また4部に在籍していたU-23チームも5部に降格した。この結果、2019年7月15日にディートリッヒ会長は引責辞任した。
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