ワンマンカー改造施工
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/23 14:30 UTC 版)
「熊本市交通局1060形電車」の記事における「ワンマンカー改造施工」の解説
熊本市電では、1966年(昭和41年)2月より1000形(旧・大阪市電901形)の投入によってワンマン運転が開始された。以後、1000形に準ずるワンマンカーへの改造工事が既存車両に対して進められていく。150形・160形への施工は遅く、150形は1968年(昭和43年)8月から11月にかけて、160形は対象車両では最後となる1969年(昭和44年)1月から11月にかけて、それぞれ実施された。改造後は旧番号に900を足した番号へと変更された(150形151 - 154 → 1050形1051 - 1054、160形161 - 163 → 1060形1061 - 1063)。 ワンマンカーへの改造は交通局で施工されたものと北九州の九州車輌で施工されたものがあるが、1050形・1060形は全車交通局で施工された。改造内容は前述の通りである。なお運賃箱は施工前の1966年8月に当時在籍の全車両に取り付けられていた。ワンマン運転方式は料金後払い制の後乗り・前降り方式。加えて1976年(昭和51年)10月の運賃改定で運賃制度が均一制から対距離区間制に改められ、整理券方式が採用された(その後2007年10月に均一運賃制に復帰)。この対距離運賃制時代には車内に整理券発行器や運賃表示器が備えられていた。
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