レイ・チャップマン死亡事故に対する態度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 06:45 UTC 版)
「カール・メイズ」の記事における「レイ・チャップマン死亡事故に対する態度」の解説
無愛想な性格と相まって自チームの野手が守備で失策を犯した時に非難する傾向があり、チームメイトからも嫌われていた。ヘッドハンターだと疑われたが、故意に相手にぶつけようとして投げた事は一度も無いという主張を続け、謝罪も拒否した。 神経衰弱を示唆する報道があったものの、チャップマンを死に至らしめた事故に関してもあまり反省の態度を示さなかった。事故後に一時的に身を潜めたメイズだったが、インディアンスのスピーカー監督が投手に悪気は無いだろうし、球団は事故として考えているという内容の声明を発表すると強気な態度に転じた。 ボールに粗い箇所があった点を指摘し、試合では取り除かれている必要があったと主張してコナリー審判を非難した。この発言に対してはアリーグ審判のビリー・エバンスとビル・ディーニーンが「傷を付けて(変化させて)打たれ難くするために、カール・メイズよりも日常的にボールを手荒く扱ってトリックに頼っている投手はアメリカンリーグには1人もいない」と反論している。メイズはチャップマンについても「他の人がそうするように、プレートから離れて(避けて)くれるだろうと思っていた」「投球の方に傾いてきた」と発言して多くの人々の怒りを買った。また、後年に明らかになった友人へ宛てた手紙の中では自分の投球は「プレートの上」を通過したように感じたという事を2度も強調している。1971年の亡くなる直前にも「(あの事故は)私のせいでは無かった」と述べた。
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