ヨーロッパにおける「皇太后」「王太后」
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/13 16:14 UTC 版)
「皇太后」の記事における「ヨーロッパにおける「皇太后」「王太后」」の解説
「en:Queen Dowager」も参照 訳語として、皇帝の未亡人(英語:Empress dowager)に「皇太后」、先代の王の王妃だった者(英語:Queen dowager)に「王太后」を用いることがある。また、王国の元首をすべて皇帝と称してきたかつての儀典上の慣例から、王太后に対して「皇太后」の語が用いられる場合も少なくない。ヨーロッパでは一度帯びた位は原則終身保持できるため、1989年に崩御した、オーストリア・ハンガリー帝国の最後の皇帝カール1世の皇后ツィタ(オーストリア・ハンガリー帝国は1918年に滅亡し、カール1世は1922年に崩御)がヨーロッパ最後の「皇太后」である。 現在、「皇后」(英語:Empress)の地位が存在するのは日本のみであるため、1947年までインド皇后(英語:Empress of India)であり、2002年に崩御したエリザベス・ボーズ=ライアン(イギリス国王ジョージ6世妃、同女王エリザベス2世生母)が、日本以外における最後の「皇太后」である。 日本では天皇の母である后(きさき)を母后(ヨミは「ぼこう」または「ははきさき」)と呼称するが、ヨーロッパにもこれに相当する呼称(英語:Queen mother)がある。
※この「ヨーロッパにおける「皇太后」「王太后」」の解説は、「皇太后」の解説の一部です。
「ヨーロッパにおける「皇太后」「王太后」」を含む「皇太后」の記事については、「皇太后」の概要を参照ください。
- ヨーロッパにおける「皇太后」「王太后」のページへのリンク