モーターラン(エンジンの作動時間)の切り下げ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/02 07:13 UTC 版)
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第9回(1961)は、西独のロイトキルヒで開催。 今回から、エンジンの出力向上に対応して、モーターランが15秒より10秒に切り下げられた。現在まで何回も繰り返されているモーターラン切り下げの始まり。 フリッツ・シュニーベーガー(スイス)が一人だけパーフェクト・タイムを出して優勝。機体は、COX・TEEDEE15エンジン搭載で、他人(オスモ・ニーミ:フィンランド)の設計した単純な機体(フラット翼型、翼端上反角、オート舵面類なし)の優勝は異例。 第10回(1963)の世界選手権は、ウインナー・ノイシュタットで開催。 今回からフライオフは30秒せり上げ制になり、E.フリギス(ハンガリー)が(900+210+240+270)秒で2回目の世界選手権を獲得。機体は、MKI15エンジン付き、ハイ・ニトロ燃料を使用し、オートラダーとVISを装備。 2位になったガルブレイス機(米)は、オートラダーなど自動操舵面を持たず、大きなダウンスラストを付けて直線上昇。この時代はVIS万能ではなかった。 第11回(1965)はフィンランドのカウハバ開催。今回よりフライオフのせり上げは60秒単位になった。 ダルオグリオ(伊)が、(900+240)秒の一発で決めたが、フライオフ出場者は今まで出最高の16名に達し、2位(ボージェ:仏)のフライオフ・タイムは239秒。 ダルオグリオ機の翼は、エッグボックス構造(直角に細かく組み合わされたリブ構造)で、薄翼、低縦横比。この時期より、上位に絡むにはメーカーなどでチューンした特性エンジンが必要とされてきた。
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