モンスターの広がりと大衆文化への影響
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/14 08:24 UTC 版)
「フラットウッズ・モンスター」の記事における「モンスターの広がりと大衆文化への影響」の解説
パニックが収まった後も多くのUFO研究家らがこの事件を取り上げた。ブラクストン郡出身でウェストバージニア州クラークスバーグの劇場で働いていたグレイ・ベイカー(Gray Barker)はこの事件に興味を持って資料を集め、有名になったイラストを元にモンタージュ写真を作り、翌1953年にオカルト系雑誌「FATE」に記事とともに寄稿した。彼はフラットウッズ・モンスターの事件をきっかけにUFOや超常現象に関するライターとなり数十年にわたり執筆を続けた。今日ではグレイ・ベイカーは、UFO雑誌を発行していた団体の会長が突然UFOから手を引いた出来事をきっかけに『彼らは空飛ぶ円盤を知りすぎた』(1956年)を著して、「メン・イン・ブラック」という存在をUFO界に紹介したことで知られている。 日本でも1970年代のオカルト・ブームやUFOブームの際、グレイ・ベイカーが発表した写真とともに「3メートルの宇宙人(「10フィートのモンスター」を訳す際に、メートル法換算で3mに置き換えたと考えられる)」の目撃談が南山宏らの手によりテレビ番組や少年向け単行本などの形で流布された。この結果多くの子供たちに強い印象を残した。特技監督の樋口真嗣は、ずっと「3メートルの宇宙人」で通してきたのでフラットウッズの宇宙人という呼び方には馴染めないと述べている。 1986年には、岡田斗司夫らが経営するSFショップのゼネラルプロダクツがソフビ人形で「3メートルの宇宙人」の商品名で商品化した。その他にも日本のガレージキットがキットを出したり、骨格標本のキットを出したりした。
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