メキシコのブリトー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/06 07:50 UTC 版)
ブリトーはチワワ州シウダー・フアレスの伝統的な軽食で、レストランや屋台で買って食べることができる。シウダー・フアレスには開店以来数十年になるブリトーの老舗がいくつかある。ブリトーは朝昼晩いつでも食べられる。よく用いられる具には、バルバコア(じっくりと焼いた牛肉のバーベキュー)、モーレ、ウィニース(winnys、ソーセージを刻んでトマトとチレのソースで煮たもの)、フリホレス・レフリトスとチーズ、デシェブラダ(deshebrada、牛の脇腹の肉をじっくりと焼いてほぐしたもの)、チレ・レイェーノ(英語版)(チレにチーズなどを詰め、衣をつけて揚げたもの)などがある。デシェブラダのブリトーには、甘口から中辛の「チレ・コロラド」(chile colorado)風味と激辛のサルサ・ベルデ風味がある。テキサス州西部やニューメキシコ州南部のブリトーもこれと同様で、ブリトーを専門とする飲食店で食べられる他、ほとんどのガソリンスタンドで手作りのブリトーを売っている。 ブリトーはメキシコ中央部と南部ではタコ・デ・アリナ(taco de harina、「小麦粉のタコ」の意)、北部風レストランでは女性形の「ブリータ」(burrita、「小さな雌ロバ」)もしくは「ブーラ」(burra、「雌ロバ」)と呼ばれている。ソノラ州とその周辺には、ブリトーを油で揚げたチミチャンガという料理がある。ブリトーはメキシコ北部以南ではあまり知られていなかったが、アメリカ合衆国やカナダからの観光客の流入や、アングロアメリカから帰還したメキシコ人が増えたため、あまり伝統に固執しない飲食店では食べられるようになってきている。
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