メイワコ

品種登録データベース

メイワコ【ﾒｲﾜｺ】（観賞樹）

	登録番号	第7028号
	登録年月日	1998年 10月 29日
	農林水産植物の種類	えにしだ
	登録品種の名称及びその読み	メイワコ 　よみ：ﾒｲﾜｺ
	品種登録の有効期限	18 年
	育成者権の消滅日
	品種登録者の名称	独立行政法人農業生物資源研究所、明治製菓株式会社
	品種登録者の住所	茨城県つくば市観音台二丁目１番地２、東京都中央区京橋二丁目４番１６号
登録品種の育成をした者の氏名	永冨成紀 勝俣 和子 野尻宙平
登録品種の植物体の特性の概要
この品種は，「クリムソンキング」の幼胚にガンマ線照射を行ったものの中から育成されたものであり，花は旗弁外側が濃紅色，内側が黄白色，翼弁外側が濃赤色，竜骨弁は外側の地色が淡黄色で複色が濃紫ピンク，樹高が極低の庭園及び庭木向き品種である。 樹姿は叢生，枝の方向は開張性，樹高は極低である。枝の太さは中，石化の有無は無，色は緑，分枝の多少は多，節間長は中である。葉の形は３出複葉，葉身長及び葉身幅は中，成葉表面及び裏面の色は濃緑，斑の有無は無である。花房の形は腋生，花形は狭，花の大きさ及び旗弁の長さは中，幅はやや狭，翼弁の長さ及び竜骨弁の長さは中，旗弁外側の地色は濃紅（JHS カラーチャート0109），旗弁内側の地色は黄白（同2502），翼弁外側の地色は濃赤（同0409），竜骨弁外側の地色は淡黄（同2503），竜骨弁外側の複色は濃紫ピンク（同9512），複色の広さは大，旗弁の形は円形，旗弁先端の形は凹形，雌雄ずいの色はクリーム，花柄の長さは短である。花の香りは有，開花期は中である。 　「クリムソンキング」と比較して，樹高が低いこと，竜骨弁外側の地色が淡黄であること，竜骨弁外側の複色が濃紫ピンクであること等で区別性が認められる。
登録品種の育成の経過の概要
この品種は，平成２年に農業生物資源研究所放射線育種場（茨城県那珂郡大宮町）において，「クリムソンキング」の幼胚にガンマ線照射を行い，その後，組織培養でカルスから多芽体を誘導した後，植物体を再生し選抜，３年より明治製菓株式会社の農場（神奈川県小田原市）において，増殖を行いながら特性の調査を継続し，５年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお，出願時の名称は「Ｙ５ー４９」であった。