ミッキーマウスの誕生とは? わかりやすく解説

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ミッキーマウスの誕生

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 05:05 UTC 版)

ウォルト・ディズニー」の記事における「ミッキーマウスの誕生」の解説

再建するにあたってオズワルド代わる新たな自社キャラクターを必要と感じたウォルトは、それまでにもうさぎのオズワルドアリスコメディの中で、ライバルとして度々登場させていた「敵役のねずみ」を主役に抜擢することを決定するデザインルドルフ・アイジング)。アブ・アイワークススケッチでは、オズワルドそっくりのキャラクターとなった。カンザスフィルム時代飼っていたマウス思い当たり幾つかのラフスケッチ制作したというのは権利処理の問題クリアするために後年後付け設定である。すでにアリスコメディには当時高い人気集めていたフィリックス・ザ・キャット似せたジュリアス・ザ・キャット登場させており、フェリックス側のプロデューサーであるパット・サリバンから何度も警告されていた。 これに当時監督演出専念し始めていたウォルトから作画監督委ねられたアイワークスが、ウォルト原案に動かす事を念頭に置いたアレンジ加えたかくして世に知られるミッキーマウス」は完成した。後にディズニー社従業員は「ミッキー動きはアイワークスが、魂はウォルト生み出した」と語っている。因みに当初名前は「モーティマーマウスとされる予定だったが、妻のリリアン・ディズニーがモーティマーでは尊大すぎると反対し、「ミッキーマウス」へと変更された。モーティマーの名は後に初期作品でのミッキーのライバルキャラクターに用いられた。 ミッキーマウス・シリーズの初期作品において、秀逸動き描写をアイワークスが書き出す一方でウォルト演出面で高い才能発揮したミッキーマウス登場第一作プレーン・クレイジー』(『飛行機狂』)および第二作『ギャロッピン・ガウチョ』はサイレント映画として作られたが、第三作『蒸気船ウィリー』で効果音や声吹き込んでトーキー映画短編アニメとしての制作が行われると、場面転換物語テンポ合わせて効果的に音や音楽使用し、また自らもミッキーマウス・ミニーマウスの声を演じた。この演出技法長らくディズニー映画象徴とも言うべき手法となり、優れた作画と共にミッキーマウス・シリーズのヒット貢献した対照的にウォルト演出とアイワークスの作画失ったオズワルド次第人気失い1930年代には完全にミッキーに取ってわられる事になる。ミッキーオズワルド凌ぐ人気キャラクターとなり、世界的な知名度得てディズニー社再建大きな力を発揮した

※この「ミッキーマウスの誕生」の解説は、「ウォルト・ディズニー」の解説の一部です。
「ミッキーマウスの誕生」を含む「ウォルト・ディズニー」の記事については、「ウォルト・ディズニー」の概要を参照ください。

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