マラソンキャリア
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 02:40 UTC 版)
「エリウド・キプチョゲ」の記事における「マラソンキャリア」の解説
2012年よりマラソン競技に転向、初マラソンとなる2013年ハンブルクマラソンで大会新記録となる2時間5分30秒で優勝すると、同年9月のベルリンマラソンではウィルソン・キプサング・キプロティチと終盤まで優勝争いを展開。このレースでは当時の世界記録を出したキプサングに敗北し2位となったが、マラソン2度目にして2時間04分05秒、世界歴代4位(当時)の好タイムを叩き出した。 2014年ロッテルダムマラソン・シカゴマラソンの2レースを制し、ワールドマラソンメジャーズシリーズで初の優勝レースを経験。 2015年にはロンドンマラソンに初出場。このレースでは、前述のキプサング、後述のキメットという前世界記録保持者と現世界記録保持者の対決に注目が集まっていたが、キプチョゲは淡々と先頭でレースを進め、終盤先頭から脱落したキメットに代わってキプサングとの一騎討ちを演じると、残り1キロを切った所でスパートし、キプサングを5秒差で振り切り初優勝を果たした。同年には2大会ぶりにベルリンマラソンに出走。このレースでは序盤でインソールがシューズの外に飛び出すトラブルに見舞われながらも、2時間04分00秒の自己ベストで優勝した。 2016年、再びロンドンマラソンに出走し、デニス・キプルト・キメットの世界記録に8秒に迫る世界歴代2位(当時)のタイムを記録し連覇。同年開催のリオ五輪でもロングスパートで初の五輪タイトルを勝ち取った。 以降もワールドマラソンメジャーズシリーズで連戦に連勝を重ね、2022年現在16戦14勝、2020年のロンドンマラソンで7年ぶりの敗北を喫するまで10連勝の戦績を残している。 2021年には東京五輪に出場し優勝。五輪連覇を果たす。 2022年には東京マラソンに出走し、大会記録を1分以上縮める2時間2分40秒で優勝。
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