マニ教との関係とは? わかりやすく解説

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マニ教との関係

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/28 00:41 UTC 版)

キリスト教と他宗教との関係」の記事における「マニ教との関係」の解説

マニ教3世紀バビロニアマーニーによって創始され宗教であり、グノーシス主義ユダヤ教キリスト教ゾロアスター教仏教などを統合混淆し、ササン朝ペルシャ栄えたマニ教ペルシャ国外広く伝播して成功した世界宗教でもある。ローマ帝国内ではシリア北アフリカから入ってスペインギリシャイタリアへ広がりキリスト教衝突し激し論争交わされた。ローマ帝国下でこの2宗教ときには同じようなものとみなされ同時に弾圧もされている。キリスト教神学大成者であるアウグスティヌス青年時代にはマニ教信者聴聞者)であったが、後にキリスト教回心してマニ教論難する書物著したマニ教バックボーンとなるグノーシス主義キリスト教神学の中では異端であり、マニ教教えアダムイエスグノーシス主義解釈キリスト教教義としては受け入れられるものではなかったのであるキリスト教ローマ帝国国教化されると、他の宗教同様に西方マニ教衰退した。しかし、7世紀アルメニア栄えたパウロ派と、10世紀ブルガリア栄えたボゴミル派は、マニ教テーマ一部復活させたものと見ることができる。

※この「マニ教との関係」の解説は、「キリスト教と他宗教との関係」の解説の一部です。
「マニ教との関係」を含む「キリスト教と他宗教との関係」の記事については、「キリスト教と他宗教との関係」の概要を参照ください。

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