マキャベリストゲーム【17 - 19巻】
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/17 15:41 UTC 版)
「嘘喰い」の記事における「マキャベリストゲーム【17 - 19巻】」の解説
貘が報道番組「KY宣言」を利用して仕込んだギャンブルで、同番組の進行手順を決定するもの。同名のトランプゲームとは無関係。弥鱈立会人が立会いを務めた。 罪人(暴露された犯人)以外のすべてのゲストが強制参加となる。 AからFまでのパネルと中指を立てたマーク(ズドン)があり、ズドンが止まっているパネルの事件の真相が暴かれる。 パネルは上下2段に分かれており、ズドンが1回止まると被害者や事件の概要が説明され、もう1回止まると真相と犯人が暴露される。 暴かれるパネルは表向きは番組側の進行によって決められるが、実際は以下のルールに基づいて各ゲストがマキャベリカードを使ってズドンの位置を動かすことにより決まる。各ゲストは10枚のマキャベリカードを所持しており、テーブルの内部にカード投下口がある。 動かせるのは一番カードの使用枚数が多かったゲストだけである。 動かせる数は二番目に使用枚数が多かったカード数との差だけである。1位を除く全員が0枚使用時の場合、1位と2位の差は1位の枚数-0として計測される。 端にきたズドンは逆方向に折り返し、一度開いたパネルには移動しない。 1位が同数の場合はズドンは動かない。 後述のカードの機能によりテーブル内の穴を通ったカードのみ効果を発する。そのため、穴から出したカードを穴を通さず(構造上不可能であるが)に投下口内に落とした場合は無効となる。逆に何らかの方法でカードを入手した場合、最初に配られた10枚以上の使用が可能となる。カードの使用数は「1枚以上、上限なし」であり、使用しなかった場合は自動的に1枚使用したものとみなされ、使用可能カード枚数が1枚分無効となる。 なお、カードは個別認識可能な非接触型ICカードであり、ICチップや導線を損傷することでその機能は失われ、投下しても1枚としてカウントされなくなる。 マキャベリズムの名の通り、このゲームの重要な要素は目的のため手段は選ばないことで、その点を貘は公言しており、買収による使用カードの操作、カードの譲渡・破壊から、プレイヤー外の協力や妨害、番組放映の停止、暴力行為によるカードの奪取(これは賭郎が認めておらず、制止が行われる)などが行われた。
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