ポールイナ【ポールイナ】(観賞樹)
登録番号 | 第5529号 | |
登録年月日 | 1997年 3月 19日 | |
農林水産植物の種類 | ばら | |
登録品種の名称及びその読み | ポールイナ よみ:ポールイナ | |
品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2000年 3月 21日 | |
品種登録者の名称 | 麒麟麦酒株式会社 | |
品種登録者の住所 | 東京都中央区新川二丁目10番1号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | モーゲンスN.オールセン | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,無名実生種に「レッドミニモ」を交配して育成されたものであり,花房の形は 2~ 5輪咲,花は淡黄ピンク色で半剣弁,整形咲,微香の小輪花となる鉢植え向きの品種である。 樹形及び株立ちは普通,樹高は矮性である。開花枝の太さは細,新しょうの色は青銅,開花後の枝の色は濃緑である。とげの曲性は下向き,形は下部えぐれ形,長さはやや短,基部の幅は狭,色は青銅,数は幹の部分は少,花枝の基部はやや少,中央部は少,花首はほとんど無である。小葉の枚数は 5枚以下,本葉の長さは短,幅は狭である。展開直後の若葉の色は青銅,光沢は半光沢,成熟葉の色は濃緑,光沢は半光沢,葉肉の厚さはやや厚,硬さは普通である。花房の形は 2~ 5輪咲,蕾の形は卵形である。花形は整形咲,花の大きさは小輪,高さは低,花弁表側の色は淡黄ピンク(JHS カラーチャート1301),裏側の色は紫ピンク(同9702)である。花弁の光沢は普通,花色の移行性は難,花弁の形は半剣弁,花弁一枚の形は広楕円形先端尖形,花弁の厚さ及び硬さは普通,数は40~59枚である。花の香りは微香,開花時期は普通である。 「ポールカー」と比較して,新しょうの色が青銅であること,小葉の枚数が少ないこと,花弁表側の色が淡黄ピンクであること等で,「ポールイオン」と比較して,新しょうの色が青銅であること,成熟葉の光沢が弱いこと,花弁表側の色が淡黄ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,育成者の温室(デンマーク王国)において,1988年に無名実生種に「レッドミニモ」を交配し,その実生の中から選抜し,以後,増殖を行いながら特性調査を継続し,諸特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 |
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