ポンピドゥー・センターの国内外の展開
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/15 10:03 UTC 版)
「ポンピドゥー・センター」の記事における「ポンピドゥー・センターの国内外の展開」の解説
2010年、ポンピドゥー・センターの分館としてフランス北東部のメス市にポンピドゥー・センター・メス(英語版)が開館した。設計は、日本人建築家坂茂、フランス人建築家ジャン・ド・ガスティーヌ、英国人建築家フィリップ・グムチジャンが共同で手がけた。なお、ポンピドー・センター・メスを設計するために、ポンピドー・センターのテラスに「紙の仮設スタジオ」を設置。日仏の学生が協力して建設した。 2011年から2013年にかけて、フランス各地――ショーモン、カンブレー、ブローニュ=シュル=メール、リブルヌ、ル・アーヴル、オーバーニュ――でそれぞれ4か月程度、国立近代美術館の所蔵作品を紹介する企画展「移動ポンピドゥー・センター」が開催された。 スペインのマラガに「マラガ・ポンピドゥー・センター(スペイン語版)」が設立され、2015年3月28日にマリアーノ・ラホイ首相とフランスのフルール・ペルラン文化相により開館式が行われた。これは更新可能な5年間契約による最初の「臨時ポンピドゥー・センター」であり、面積6,300 m²の美術館に約70点の作品が展示されている。 2016年9月29日、ポンピドゥー・センターとブリュッセル首都圏地域は2020年にブリュッセルに設立される近現代芸術・建築美術館に関する契約を締結した。1930年代以降、シトロエン車庫・修理工場であった30,000 m²のアール・デコ様式の建物をブリュッセル首都圏地域が買い取り、開館後はここに国立近代美術館の所蔵作品の一部を展示する予定である。 日本では、1997年9月20日から12月14日まで東京都現代美術館で「ポンピドー・コレクション展」が開催され、2007年2月7日から5月7日まで同年1月に開館した国立新美術館で「異邦人(エトランジェ)たちのパリ 1900-2005」が開催された。
※この「ポンピドゥー・センターの国内外の展開」の解説は、「ポンピドゥー・センター」の解説の一部です。
「ポンピドゥー・センターの国内外の展開」を含む「ポンピドゥー・センター」の記事については、「ポンピドゥー・センター」の概要を参照ください。
- ポンピドゥー・センターの国内外の展開のページへのリンク