ポロ・グラウンズ・シャトル
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「IRT9番街線」の記事における「ポロ・グラウンズ・シャトル」の解説
1930年代から1940年代にかけてIRT・IND・BMTの3社が市営合併されると、高架線は後継地下鉄路線の建設に伴い次々に廃止されていった。9番街線も1940年6月11日、IND8番街線に置き換えられる形で155丁目駅以南が廃止された。155丁目駅より北側は同駅 - バーンサイド・アベニュー駅間を結ぶポロ・グラウンズ・シャトルあるいは155丁目シャトルと呼ばれた列車が運行しており、155丁目駅ではINDコンコース線155丁目駅との間で紙を用いた無料乗換が行われていた。この時木造であった高架鉄道車両はIRTの地下鉄車両に置き換えられているが、高架線内と地下鉄線内でサードレールの高さが違っていたため、集電靴は高架鉄道用の物が使用されていた。また、このため1958年8月31日にシャトル列車の運行が終了し1962年に高架橋が撤去されるまでの間、167丁目駅 - ジェローム車両基地間では地下鉄用と高架鉄道用の2種類のサードレールが設置されていた。1941年6月1日、シャトルの北側終点駅が167丁目駅に短縮された。その後ポロ・グラウンズからのニューヨーク・ジャイアンツの撤退とニューヨーク・セントラル鉄道のパトナム地区での運行が廃止されたため1958年8月31日にシャトル列車は廃止され、これをもって9番街線の全線が廃止された。
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ポロ・グラウンズ・シャトル
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「167丁目駅 (IRTジェローム・アベニュー線)」の記事における「ポロ・グラウンズ・シャトル」の解説
駅は1940年6月11日から1958年8月31日までIRT9番街線の最後まで残った区間である155丁目駅(ポロ・グラウンズ)- 当駅間を走るシャトル列車の北側終点駅となっていた。当駅に到着したシャトル列車は回送列車となり駅北側で急行線へ転線し、そこで折り返して南行緩行線へ転線して南行ホームに入線、155丁目駅行きとして9番街線を南へ向かっていた。ただし、末期には2両編成となり駅到着後そのまま北行緩行線で折り返し9番街線との分岐点まで逆走していた。シャトルは1958年8月31日に路線が廃止されると同時に廃止された。なお、9番街線との分岐点はまだ残っており、駅の南側から見ることができる。この分岐点は164丁目のヤンキー・スタジアム手前まで続いている。 1940年、ニューヨーク市運輸局は9番街線を現在のハーレム-148丁目駅付近でIRTレノックス・アベニュー線に接続することを提案している。しかし、セジウィック・アベニュー駅 - アンダーソン-ジェローム・アベニュース駅間の地下区間のトンネルは高架鉄道の車両基準で作られており、サードレールの高さが地下鉄よりも低くなっているという問題が出た。これは高架鉄道側のサードレールには保護カバーがなく、地下鉄側には保護カバーがあったためその分高さに差異が出ていたのである。また、9番街線の高架軌道部分が地下鉄車両の荷重を支えきれないという問題もあり接続は実現しなかった:244。
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