ポロ・グラウンズⅠ(オリジナル・グラウンズ)
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「ポロ・グラウンズ」の記事における「ポロ・グラウンズⅠ(オリジナル・グラウンズ)」の解説
1876年にナショナル・リーグが結成され、ニューヨークではニューヨーク・ミューチュアルズが加盟したがわずか1年で脱退した。ニューヨークには他にも複数の球団があり、その後1880年にニューヨーク・メトロポリタンズが結成され、当初はリーグに加盟しない独立系のチームとして活動し、他のニューヨークの球団と同じようにブルックリンにあったユニオン・グラウンズやホーボーケンにあったエリシアン・フィールドなどで試合を行っていた。同年9月にニューヨーク・メトロポリタンズオーナーのジョン・B・デイとジム・マトリーが、マンハッタンの五番街110丁目にあったポロ用の競技場ポロ・グラウンズで野球の試合の利用許可を取り付け、以後そこを本拠地とした。このチームはマンハッタンに本拠地を構えたことで興行は成功し、メトロポリタンズは1882年にナショナルリーグとアメリカン・アソシエーションの両リーグから加盟の誘いを受けた。この時ジョン・B・デイらは、密かに両方のリーグに対し加盟の受けいれを打診していたが、デイは当時ナショナルリーグに加盟していて同年解散したトロイ・トロージャンズのフランチャイズ権を買い取り、新たなチーム「ニューヨーク・ゴッサムズ」を設立して1883年にナショナルリーグに加盟した。この結果、同じオーナーのメトロポリタンズとゴッサムズは同じポロ・グラウンズを本拠地とすることになり、当時ポロ・グラウンズにはダイヤモンドが2面設置され、グラウンドを二つに仕切って試合を行っていた。
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