ポストヒューマン
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ポストヒューマン(英: Posthuman)
- ポストヒューマン (人類進化) - 現在の人間に比較して劇的に能力が向上すると考えられている未来の仮説的種であり、現代の感覚ではもはや人間とは呼べないもの
- アメリカン・コミックスのアルティメット・マーベルと Wildstorm Comics の作品世界で、超人的能力を持つ人間を指す言葉。
- Rich Bevan と Josh Doherty のアーティスト名。エレクトロニカとIDMを自身のレーベル Seed Records で発表。他に Skam Records というレーベルにも参加していた。
- マリリン・マンソンの1998年のアルバム「メカニカル・アニマルズ」に収録された曲名。マンソンは同名のレーベルを一時期立ち上げたが、そのレーベルで活動したのは Godhead というバンドだけであった。
ポストヒューマン
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「エコクリティシズム」の記事における「ポストヒューマン」の解説
1980年代には仮設の段階だったサイボーグやサイバースペースが実現してゆくにつれて、人間の主体性についての見直しがポストヒューマンの概念やポストヒューマニズム(英語版)の思想において進んだ。これにともない、エコクリティシズムでもポストヒューマニズムについて研究した。 この論点から、エドガー・アラン・ポーの小説『使い果たされた男(英語版)』(1839年)は、ポストヒューマンを描く作品として再評価されている。ナサニエル・ホーソーンの『痣』(1843年)を人間のクローン問題やサイボーグ性を取り上げた作品とする研究もある。オスカー・ワイルドの喜劇『真面目が肝心』(1895年)は人間が動物に近似されるとともに、人間の機械的な笑いが描かれている。上田早夕里の『オーシャンクロニクル』シリーズは、遺伝子操作された人間と人間でないものの共生や伴侶関係を描いており、ティモシー・モートンやダナ・ハラウェイらの研究との共通点もある。マーガレット・アトウッドは『オリクスとクレイス(英語版)』3部作(2003年-2013年)で、遺伝子改変された動植物で満ちる世界を舞台とした。登場人物のバイオエンジニアは、環境の崩壊を防ぐために人類の大半をウイルスで滅ぼし、潜在的な危険を取り除いた人類を繁殖させる。
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