ポストヒューマン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/10/16 08:53 UTC 版)
ポストヒューマン(英: Posthuman)
- 1 ポストヒューマンとは
- 2 ポストヒューマンの概要
ポストヒューマン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/26 03:29 UTC 版)
「エコクリティシズム」の記事における「ポストヒューマン」の解説
1980年代には仮設の段階だったサイボーグやサイバースペースが実現してゆくにつれて、人間の主体性についての見直しがポストヒューマンの概念やポストヒューマニズム(英語版)の思想において進んだ。これにともない、エコクリティシズムでもポストヒューマニズムについて研究した。 この論点から、エドガー・アラン・ポーの小説『使い果たされた男(英語版)』(1839年)は、ポストヒューマンを描く作品として再評価されている。ナサニエル・ホーソーンの『痣』(1843年)を人間のクローン問題やサイボーグ性を取り上げた作品とする研究もある。オスカー・ワイルドの喜劇『真面目が肝心』(1895年)は人間が動物に近似されるとともに、人間の機械的な笑いが描かれている。上田早夕里の『オーシャンクロニクル』シリーズは、遺伝子操作された人間と人間でないものの共生や伴侶関係を描いており、ティモシー・モートンやダナ・ハラウェイらの研究との共通点もある。マーガレット・アトウッドは『オリクスとクレイス(英語版)』3部作(2003年-2013年)で、遺伝子改変された動植物で満ちる世界を舞台とした。登場人物のバイオエンジニアは、環境の崩壊を防ぐために人類の大半をウイルスで滅ぼし、潜在的な危険を取り除いた人類を繁殖させる。
※この「ポストヒューマン」の解説は、「エコクリティシズム」の解説の一部です。
「ポストヒューマン」を含む「エコクリティシズム」の記事については、「エコクリティシズム」の概要を参照ください。
- ポストヒューマンのページへのリンク