潜在的な危険
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/29 05:16 UTC 版)
「.300 AAC Blackout」の記事における「潜在的な危険」の解説
300 BLKの非常に有利な点(一般的な.223 / 5.56口径との類似性)も、2つの弾薬が混在している場合は問題になる可能性がある。2つの弾薬はチャンバーの寸法がほぼ同一なため、SAAMIは.223(5.56×45)チャンバーで300 BLK弾を使用してしまう組み合わせを危険と見なしている。300 BLKの弾頭は.223口径(5.56×45)よりも大きいため、誤って発射した場合弾頭とガスの行き場がなくなり過度の圧力がバレルと銃内部に発生しライフル自体が爆発し負傷や死に至る可能性がある。両弾薬は非常に混同しやすいため、両方の弾薬に対応した銃器の所有者は、銃とマガジンを明確にマーキングし、マガジンを装填する際は毎回目視で確認することによって、銃とそれぞれの弾薬を慎重に分けて管理することを勧めている。300 BLK弾が実際に.223バレルに収まるかどうかは、弾丸の長さと形状、弾丸の圧入の深さ、ネックの圧着、および装薬の量によって異なる。理想的には、銃弾はより長い弾頭を使用し、薬莢に既定量の装薬を充填し、発射体を所定の位置にクリンプ加工する。
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