人類を超える生物の登場
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/19 03:37 UTC 版)
「人類の絶滅」の記事における「人類を超える生物の登場」の解説
現在の人類はホモ・サピエンスのみ生存し、他に生存していた人類は全てホモ・サピエンスとの競争に敗れ絶滅したが、将来これと同様のことが起こり、ホモ・サピエンスから進化した新人類によってホモ・サピエンスが滅ぼされるというもの。あるいは人類が現代の感覚ではとても人類とは言えない生物に進化し、生存競争で人類を滅ぼすというシナリオ。 人類の進化は現在も続いており、その中から理論上は新たな生物種が誕生する可能性こそあっても、漸進的な変化そのものは種の絶滅にはあたらない。遠い過去の人類と未来の人類は遺伝子に差異を生じている可能性があるが、それだけでは系統学的に別種となったとは見なされない。時間がたつにつれて人類の遺伝子も変化し続けるが、これが自然環境下で完全に2つの種に分裂してしまうようなことは起こりがたい。 一方で、人類が遺伝子工学などにより人為的に「一般的な人間」とは異なる人間(ポストヒューマン)を作り出す可能性がある。例えば人間と機器を融合した「人間」が生み出される場合が考えられているが、このような種の「進化」は地球の歴史上前例がない。ポストヒューマンの登場によって、「古い」人類が滅ぼされる危険性も主張されている。
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