ホーム・キャンペーンとしてのグレイホーク:神格はほとんど存在せず
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2014/10/30 18:08 UTC 版)
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1970年代初期にゲイリー・ガイギャックスとデイヴ・アーンソンによってダンジョンズ&ドラゴンズ が開発された時、原初のゲームで典型的なキャラクタークラスの1つがクレリック―「神々」から神聖な力を授かる職業―であった。しかしながら、ガイギャックスがグレイホークと呼ばれる自身のキャンペーン世界を構築し始めた時に、彼が扱わなかった文化の一側面が体系化された宗教であった。彼のキャンペーンは主に低レベルのキャラクターを対象として構築されていたため、神と低レベルのキャラクター間の直接相互関係はありそうもない事態だと思い、特定の神が必要だとは考えなかった。彼のプレイヤー達の幾人かは、緊急に必要な場合はオーディンやゼウスのような北欧神話やギリシア神話の神の名、あるいはコナンに登場するクロムさえ挙げて、自分の手で問題を解決してきた。しかし一部のプレイヤーは、クレリックのキャラクターが「神々」ほど曖昧でない存在から信仰の力を受けることができるように、ガイギャックスが具体的な専用の神格を作成することを望んだ。ガイギャックスは茶目っ気たっぷりに2柱の神々を作成した:聖カスバート―非信者に自分の見解を棍棒の殴打により叩き込む―とフォルタス―その狂信的な信者達は他のあらゆる神々の存在を否定した―である。これらの神格の両者が善の局面を代表したため、ガイギャックスはやがていくらかの悪事を提供するために、少数の悪の神格を作成した。 ガイギャックスの連載短編小説であるザ・ノーム・キャッシュ―背景設定はグレイホークとされた―では、聖カスバート(「St. Cuthburt」と表記された)の神殿が言及され、それがグレイホークの神格に関する初めての出版された資料となった。
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