ペドフィリアガイド
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/22 07:25 UTC 版)
「Amazon.comの論争」の記事における「ペドフィリアガイド」の解説
2010年11月10日、フィリップ・R・グリーブス作の自費出版本『愛と喜びのための小児性愛者ガイド:小児愛好家の行動規範』がアマゾンで販売されていたことで議論が巻き起こった。一部の読者は本の販売をするアマゾンに対してボイコットを呼びかけたが、アマゾンは当初「単にメッセージが不愉快だから特定の本の販売をしないようにするというのは検閲に当たるものと考えている」と述べ書籍の販売を擁護し、サイトは「全ての人が何を購入するかを決める権利を支援している」と述べた。しかしながらその後アマゾンは本を撤去した。サンフランシスコ・クロニクル紙はアマゾンは「書籍を擁護し、その後撤去し、その後再導入し、再び撤去した」と記述している。 NPOの「American Booksellers Foundation for Free Expression」の代表のChristopher Finanは児童ポルノではないまたは写真がない文学的なわいせつ表現の時アマゾンは書籍を販売する権利があると主張した。一方、子供の安全協会の「Enough Is Enough」は書籍は撤去されるべきで、その書籍は「子供の虐待が普通だという印象を与える」という声明を出した。「動物の倫理的扱いを求める人々の会」はペドフィリアガイドのアマゾンからの撤去を引用し、アマゾンに闘犬の本の撤去も求めた。 グリーブスはフロリダ州レイクランドの法執行官の事務所により発行された重罪逮捕状を元に2010年12月20日に彼の本拠州であるコロラド州プエブロで逮捕された。郡のインターネット犯罪部門の刑事はグリーブスの本の署名入りのハードコピー版を注文し、猥褻法に違反する州の所官庁に送付した。法執行官のグレイディ・ジャッドによるとグリーブスは「有害な行為に従事する未成年者を描写した卑猥なコンテンツ」の供給を禁じた州法に違反し、第3級の重罪だという。グリーブスは罪を全面的に認め、2年間の保護観察処分となり釈放された。
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