ペガサス10・11とは? わかりやすく解説

ペガサス10・11

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/18 04:02 UTC 版)

ロールス・ロイス ペガサス」の記事における「ペガサス10・11」の解説

ペガサス6をもとに、タービン入口温度上昇させるなどして推力を9,300 kgfに向上させたのがペガサス10であった1969年2月に初運転し1970年3月型式証明取得したイギリス空軍ではペガサスMk.102と称されたほか、AV-8Aとともにアメリカ海兵隊にも導入され、こちらではF402-RR-400と称されるその後ファン空気流量増加タービン冷却方法改善などで、推力を9,750 kgfに向上させたのがペガサス11であった1969年4月に初運転、1971年7月型式証明取得しており、イギリス空軍ではペガサスMk.103アメリカ海兵隊ではF402-RR-401、スペイン海軍ではMk.150と称される。またイギリス海軍でも、シーハリアーFRS.1のために小改正型のペガサスMk.104を導入し1977年2月型式証明取得した。これは艦上戦闘機としての運用対応してファンケーシング部分アルミニウム合金採用するなど耐食性向上するとともに発電能力増強されていた。インド海軍FRS.51向けの製品はMk.151-32と称される全面的に改設計した第二世代ハリアーであるハリアー IIのための小改正型として開発されたのがペガサス11-21で、シーハリアーFA.2にも導入された。イギリス空軍ではペガサスMk.105、海軍ではMk.106、スペイン海軍ではMk.152-42、アメリカ海兵隊ではF402-RR-406と称されるHPタービン冷却方法改善LPタービン改良などが行われており、1984年12月より引き渡し開始された。また1986年以降生産分ではFADEC導入された。 そして、ペガサス11最終発達型として開発されたのがペガサス11-61であった。これは出力10,795 kgf増強しており、エンジン温度上昇しやすく出力余裕乏しくなるような気温が高い日の垂直着陸能力強化するとともに将来機体重量増加対応できる余裕確保された。イギリス空軍ではペガサスMk.107、アメリカ海兵隊ではF402-RR-408と称される搭載機基本仕様 イギリス空軍 イギリス海軍 アメリカ海兵隊名称搭載機名称搭載機名称搭載機ペガサス10ペガサスMk.102 ハリアーGR.1A/3 - F402-RR-400 AV-8A ペガサス11ペガサスMk.103 ペガサスMk.104 シーハリアーFRS.1 F402-RR-401 AV-8A/C ペガサス11-21ペガサスMk.105 ハリアーGR.5/7 ペガサスMk.106 シーハリアーFA.2 F402-RR-406 AV-8B ペガサス11-61ペガサスMk.107 ハリアーGR.7A/9 - F402-RR-408

※この「ペガサス10・11」の解説は、「ロールス・ロイス ペガサス」の解説の一部です。
「ペガサス10・11」を含む「ロールス・ロイス ペガサス」の記事については、「ロールス・ロイス ペガサス」の概要を参照ください。

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