ベッテルとレッドブルの4連覇
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/10 04:36 UTC 版)
「2013年のF1世界選手権」の記事における「ベッテルとレッドブルの4連覇」の解説
ドライバーズチャンピオンは19戦中13勝を挙げたセバスチャン・ベッテルが4連覇を達成した。ミハエル・シューマッハが持つ年間最多勝記録(2004年の18戦中13勝)に並んだ上に、第11戦から最終戦にかけての9連勝で、アルベルト・アスカリが持つ最多連勝記録(1952年 - 1953年)にも並んだ。また、コンストラクターズチャンピオンもベッテルが所属するレッドブルが4連覇を果たした。そんな栄光の中で、マレーシアGPではチームオーダーを巡ってベッテルとマーク・ウェバーの不和が表面化。勝ち続けるベッテルに対して、観客からブーイングが浴びせられるという現象も生じた。なおベッテルのシーズン中の累計獲得ポイント記録は当時最高記録だった397ポイント(2018年にルイス・ハミルトンが記録更新)、2位のフェルナンド・アロンソに対しなんと155ポイント差でチャンピオン獲得の大差を叩き出し、シーズン中の平均獲得ポイントも20.8ポイントを叩き出した。ベッテルのシーズン中の平均獲得ポイントと大差でのドライバーズタイトル獲得記録については2019年現在もこの記録は破られていない。 前半戦はロータス、フェラーリ、メルセデスのドライバー達も優勝を挙げて混戦模様であった。メルセデスはニコ・ロズベルグが3戦連続、ルイス・ハミルトンが4戦連続のポールポジションを獲得して速さをアピールした。フェラーリのフェルナンド・アロンソは通算最多得点1,571ポイント、ロータスのキミ・ライコネンは27戦連続入賞という記録を作った(いずれもミハエル・シューマッハの記録を更新)。 その他のドライバーの中では、フェラーリ育成組織出身の新人ジュール・ビアンキ(マルシャ)、次期に向けた移籍市場のキーマンとなったニコ・ヒュルケンベルグ(ザウバー)、クラッシュキングの汚名を返上したロマン・グロージャン(ロータス)らが高評価を受けた。 マクラーレンは2015年より復帰するホンダエンジンとのジョイントを発表したが、2006年以来の未勝利、最多連続入賞記録が64戦で途絶え、シーズン中表彰台0回という1980年以来の不振に終わった。
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