ヘロデ王の前で踊るサロメとは? わかりやすく解説

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ヘロデ王の前で踊るサロメ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/02/17 06:53 UTC 版)

ヘロデ王の前で踊るサロメ』(ヘロデおうのまえでおどるサロメ、: Salomé dansant devant Hérode: Salome Dancing before Herod)は、フランス象徴主義画家ギュスターヴ・モロー1876年に制作した油彩画である。主題はキリスト教の伝説に登場するヘロデ・アンティパス王の娘サロメから取られている。モローは本作品と『ヘラクレスとレルネのヒュドラ』(Hercule et l'Hydre de Lerne)、『殉教者に叙される聖セバスティアヌス』(Saint Sébastien Baptisé Martyr)、および本作と共通の主題を扱った水彩画出現』(L'Apparition)で1869年以来7年ぶりにサロンに参加した。7年間のブランクは1869年のサロンで受けた批判が原因と考えられており[1]、新たなスタイルを模索して挑んだ1876年のサロンで再び脚光を浴びた[2]。現在はアメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスアーマンド・ハマー美術館英語版に所蔵されている。


  1. ^ a b c 『ギュスターヴ・モロー』p.152(『サロメの舞踏』の項)。
  2. ^ 『ギュスターヴ・モロー』p.18(ジュヌヴィエーヴ・ラカンブル「ギュスターヴ・モロー:生涯と美術館」)。
  3. ^ 『ギュスターヴ・モロー』p.166(『牢獄のサロメ』の項)。
  4. ^ a b c 『ギュスターヴ・モロー』p.154(『サロメの舞踏』の項)。
  5. ^ 『ギュスターヴ・モロー』p.160(『ヘロデ王の前で踊るサロメの人物に関わる素描』の項)。
  6. ^ a b 『ギュスターヴ・モロー』p.158(『サロメ』の項)。
  7. ^ The Story in Paintings: Gustave Moreau and the dissolution of history”. THE ECLECTIC LIGHT COMPANY MACS. 2018年9月4日閲覧。
  8. ^ 『ギュスターヴ・モロー』p.154(『ヘロデ王の前で踊るサロメの明暗効果のための素描』の項)。
  9. ^ 富士川義之「サロメの世紀末」。
  10. ^ Armand Hammer Collection”. アーマンド・ハマー美術館公式サイト. 2018年9月4日閲覧。
  11. ^ A Strange Magic: Gustave Moreau’s Salome”. アーマンド・ハマー美術館公式サイト. 2018年9月4日閲覧。


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