プラントハンターの呼称
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/24 08:10 UTC 版)
西畠は自著『はつみみ植物園』にて「プラントハンターと名乗るようになったきっかけはブログ。友達がデザインしてくれたのだが、そのときつけてもらったタイトルが "Plant hunter" だったため、そう呼ばれるようになった。」と記している。2011年の自著『プラントハンター』の奥付等には「ブログ『プラントハンター』http://blog.hanau.jp/」と記載があり、「Plant Hunter さんのブログ」としてエントリーにリンクしている例がある。 西畠は自著や講演でプラントハンターについて「王侯貴族のために世界中の珍しい植物を求めて冒険をし、花の苗や種を持ち帰っていました。」と古い時代の説明をよく行う。しかし現代のプラントハンターについては西畠の弁とは異なり、例えば『世界植物探検の歴史』では「現代の植物園の役割」に続いて「現代のプラント・ハンター」のそれぞれに章をさき、植物の保全・保護を動機とした植物採集を強調している。 植物学者の塚谷裕一はカルロス・マグダレナ著『植物たちの救世主』の書評において、動物のハンターとプラントハンターは全く性格が違うとし、前者を「周知の動物のいのちを奪い、私欲を満たすもの」としながら、後者は「世に知られぬ植物についてその性質を明らかにし、増やし、そして世に広めるもの」とした上で、「日本で最近話題の自称プラントハンターは、むしろ動物のハンターに近い。」とする一方で、著者の活動を紹介しながら「これこそ本当のプラントハンターだ」と評した。田中康夫はバオバブ販売中止問題を扱った回の動画でこの書評を取り上げ、西畠の語録と真のプラントハンターの活動を比較した。
※この「プラントハンターの呼称」の解説は、「西畠清順」の解説の一部です。
「プラントハンターの呼称」を含む「西畠清順」の記事については、「西畠清順」の概要を参照ください。
- プラントハンターの呼称のページへのリンク