フリーフォントの種類
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/29 02:21 UTC 版)
「フリーフォント」の記事における「フリーフォントの種類」の解説
以下のようなフリーフォントが作られている。 既存フォントの代替フォント ポケットコンピュータや商用OSなどの標準のフォントが見難いために代替のビットマップフォントが作られた。美咲フォント(恵梨沙フォントの代替)や小夏フォント(Haruフォントの代替)など。のちにアウトラインフォント化されたものもある。 旧Mac系(MacOS 8.1以前) 足りない文字はOsakaから補完されることを前提としている。へた字フォントやダサ字フォントなど手書き風フォントが多く、全てが丸漢ファイル形式のビットマップフォントであった。のちにアウトラインフォント化されたものもある。 Unix・Linux系 UnixやLinuxのフォントのために開発されている。初期はXやTeX用のBDF形式のビットマップフォントが開発されたが、最近はデスクトップで使うためのアウトラインフォントが開発されている。古くはK14に始まり、東風フォント、さざなみフォント、VLゴシックなどがある。多くがオープンソースライセンスを採用している。 研究系 研究のために開発されている。グリフの合成や自動生成、多くの文字への対応などを目指す。和田研フォント、GT書体、花園フォントなどがある。 AA用フォント 初期はWindows以外で2ちゃんねるを見るために開発されたが、後に綺麗なフォントで2ちゃんねるを見たいという理由も加わった。モナーフォントやIPAモナーフォントなど。 模倣・再現フォント 特定の用途で用いられているが、フォントデータとして存在しない書体を再現したもの。趣味用途に用いられることが多い。GD-高速道路ゴシックJAや国鉄方向幕書体・機械彫刻用標準書体フォントなど。 著作権の無いフォント(パブリックドメイン・フォント) 著作権の切れたフォント、もしくは著作権の発生しないフォント。GL-Tsukiji-*、GlyphWikiなど。 合成フォント 複数のフォントをFontForgeなどで調整・合成したフォント。英数やカナを好みのものに入れ替えたり、足りないグリフを他のフォントで補うために行われている。UmePlusやSystema、Koruriなど。 趣味など フォントを作成するデザイナーが一部のデザインフォントをフリーで公開しているものなど。 また、既存のビットマップフォントをpotraceなどでトレースし、アウトラインフォント化されることがある。
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