フィクションの作品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 14:10 UTC 版)
「ハンドウイルカ」の記事における「フィクションの作品」の解説
ハンドウイルカは最も身近なイルカの一つであり、様々なフィクションの作品で取り上げられることも多い。 テレビシリーズの『わんぱくフリッパー』(原題 Flipper)で活躍したのはフロリダ州のFlorida Keysに棲むハンドウイルカだった。 テレビアニメ『機動新世紀ガンダムX』においても、イルカを題材とするエピソードが数話存在する。 テレビシリーズの『新スタートレック』(原題 Star Trek: The Next Generation)では12名のハンドウイルカ(Tursiops truncatusとTursiops truncatus gilli)がU.S.S エンタープライズ (NCC-1701D) などのギャラクシー級宇宙艦において、研究補助や運行に関する乗組員として活躍している。彼らの上司は2名のタカヤクジラ (Takaya's Whale) である。タカヤクジラとは実在するタクソン(分類群)であるシャチ属に属する架空の亜種であり、架空の学名はOrcinus orca takayaiとされている。これらのクジラ系乗組員に関する情報はStar Trek: The Next Generation Technical Manual(新スタートレック技術マニュアル)に記述されており、作品中の2つのエピソード(RelicsとThe Perfect Mate)においては言及もあるのだが、実は画面に出てきたことはなく、幻の乗員である。 テレビシリーズの『シークエスト』(原題 SeaQuest DSV)では、シークエストの乗員として、イルカのダーウィン海尉が登場する。ジョナサン・ブランディスが演じるルーカス・ウォレンチャックの発明により、ダーウィンは人間の乗員と会話することができる。ダーウィンは本物のハンドウイルカによって演じられたのではなく、アニマトロニクス (amimatronics) と呼ばれる機械による演技だった。 小説およびその映画化である『銀河ヒッチハイク・ガイド』(原題 The Hitchhiker's Guide to the Galaxy)とその続編であるSo Long,and Thanks for All the Fishでもハンドウイルカが活躍した。そこでは、ハンドウイルカは予想以上に知的であり、地球が爆発する前に地球から脱出することが描かれている。 1988年にガイナックスが制作したOVA『トップをねらえ!』においては、ハンドウイルカが宇宙戦艦ヱルトリウムの乗員として活躍している。 デイヴィッド・ブリンによるSF小説シリーズである『知性化宇宙』 (Uplift Universe) においては、遺伝子改良が行われて知性を得たハンドウイルカがTursiops amicusと名付けられてヒトと同じく地球出身知性種族となり、宇宙船の乗員として登場する。 アン・マキャフリイによるSF小説シリーズである『パーンの竜騎士』 (Dragonriders of Pern) においては、人間と会話ができるように遺伝子改良されたイルカが登場し、「イルカ師」たち (dolphineers) と協力しながら、様々な特殊能力を用いて活躍している。
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