ピース・キーパーズ(PK)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/07 07:24 UTC 版)
「電脳戦機バーチャロン」の記事における「ピース・キーパーズ(PK)」の解説
RNAの火星戦線支部であるmRNAとDNAが治安維持を目的として共同で設立した特殊部隊。火星においてマージナルは地球圏からの入植組織を快く思っていない部分が多くあり、マージナルの軍閥派と呼ばれる組織群によって彼らが所持する独自のVR「マイザー39」を用いた興行中の限定戦争への介入≒国際戦争公司を介さないマージナル独自のレギュレーションで開催される違法限定戦争興行等が相次ぎ治安の悪化が顕著となった。火星での戦争興行にあたりマージナルの協力が必要なため行動を起こさない事なかれ主義の国際戦争公司に対して業を煮やしたmRNAとDNAが共同で設立した特殊部隊がピース・キーパーズ(PK)である。指揮系統が完全な縦割り型でありmRNA派とDNA派で指揮系統の主導権争いを起こししばしば部隊内で指揮系統の混乱を招いた。その治安維持の設立目的と裏腹に発足間もない段階において専守防衛を旨とする体制から脱却し効率的にマージナルへ攻撃を加える方法として戦争興業を偽装しマージナルをおびき出して叩くという攻撃的な考え方へ至った。更にマージナル軍閥派の勢いが衰え始めると逆にマージナルの領域へ侵出し軍閥派でないマージナルに対しても攻撃を加えることが度々あった。後にその攻撃性と問題行動が明らかとなり世論からの非難が集中した。更に反ピース・キーパーズ(PK)で結集したマージナル側も反撃し、火星戦線の状況は却って泥沼化することになる。設立に当たりPK向けに第3世代型アファームドJのType XやVOXシリーズではMariko、U-taが開発されている。これらのVRはクラッキング等の電子戦に特化しておりピース・キーパーズ(PK)での運用においてマージナル側ではこのクラッキングに対する対抗策を整備することが出来なかったため非常に有力であった。
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