ピンクトレンジャー チェリル【ピンクトレンジャー チェリル】(草花類)
※登録写真はありません | 登録番号 | 第6779号 |
登録年月日 | 1998年 10月 6日 | |
農林水産植物の種類 | シンビジウム | |
登録品種の名称及びその読み | ピンクトレンジャー チェリル よみ:ピンクトレンジャー チェリル |
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品種登録の有効期限 | 15 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 10月 9日 | |
品種登録者の名称 | 根岸征志 | |
品種登録者の住所 | 群馬県館林市赤生田本町1382番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 根岸征志 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「ウララ」に「バレーフラワー チェリーライプ」を交配して育成されたものであり,花はドーサル・セパルがピンク白の地色に紫ピンクのぼかし,ラテラル・セパルがピンク白の地色に穏紫ピンクのぼかし,ペタルがピンク白の地色に淡紫ピンクのぼかしが入り,リップが正三角形でピンク白の地色に濃紫赤が斑点及び楔状に入る中型種である。 草型の大きさは中,草姿は中間型である。ぎ球茎の正面の形は卵形,横断面の形は扁円形,高さは31~60㎜,長径は31~50㎜である。葉の全体の形は広線形,先端の形は鋭先形,頂点の角度は30~45度,先端の角度は30~60度,葉の長さは45~75㎝,幅は21~30㎜,葉色は緑,葉数は10~12枚である。1花茎の花数は21~30,花茎の太さは9.1~12㎜,長さは50~80㎝,上部及び中部の色は淡褐,下部の色は淡緑である。咲き型は部分抱え・平咲き,花の横径及び縦径は41~60㎜,ドーサル・セパルの正面の形は広線形,先端の形は微突形,ラテラル・セパルの正面の形は湾曲広線形,先端の形は不等微突形,ペタル正面の形は広線形,先端の形は不等微突形である。リップの正面の形は正三角形,先端の形は切形,周縁の反転は小,波打ちは中である。全体的な花色は桃系,花色はドーサル・セパルはピンク白(JHS カラーチャート9201)の地色に紫ピンク(同9211)のぼかしが入る,ラテラル・セパルはピンク白(同9201)の地色に穏紫ピンク(同9511)のぼかしが入る,ペタルはピンク白(同9201)の地色に淡紫ピンク(同9202)のぼかしが入る,リップはピンク白(同9701)の地色に濃紫赤(同9709)が斑点及び楔状に入る。花の香りは無,開花期は冬である。 「ラッキーレインボー ラピーヌジョイナー」と比較して,セパル及びペタル内側の花色の分布がぼかしであること,リップ内側複色部の色が濃紫赤であること等で,「ラッキーレインボー サントラピーヌ」と比較して,セパル及びペタル内側の花色の分布がぼかしであること,ペタル内側複色部の色が淡紫ピンクであること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,昭和61年に出願者の温室(群馬県館林市)において,「ウララ」に「バレーフラワー チェリーライプ」を交配し,平成4年にその実生の開花株の中から選抜,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,5年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「ピンクトレンジャー ベルレーヌ」であった。 |
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