ピンク鶴媛【ピンクツルヒメ】(観賞樹)
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登録番号 | 第6202号 |
登録年月日 | 1998年 3月 9日 | |
農林水産植物の種類 | ばら | |
登録品種の名称及びその読み | ピンク鶴媛 よみ:ピンクツルヒメ |
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品種登録の有効期限 | 18 年 | |
育成者権の消滅日 | 2001年 3月 12日 | |
品種登録者の名称 | 大政秀郷 | |
品種登録者の住所 | 愛媛県伊予郡松前町大字鶴吉252番地 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 大政秀郷 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は,「アサミ・レッド」の枝変わりであり,花房の形は単花咲き,花は鮮紫赤色で剣弁,整形咲き,微香の中輪となる切り花向きの品種である。 樹形は直立性,株立は普通,樹高は高性である。開花枝の太さは太,新しょうの色は青銅,開花後の枝の色は濃緑である。とげの曲性は下向き,形は下部えぐれ形,長さは中,基部の幅は普通,色は青銅,数は幹の部分はやや多,花枝の基部及び中央部は中,花首はほとんど無である。小葉の数は5枚以下,本葉の長さは長,幅はかなり広である。展開直後の若葉の色は赤紫,光沢は有,成熟葉の色は濃緑,光沢は半光沢,葉肉の厚さ及び硬さは普通である。花房の形は単花咲き,蕾の形はつぼ形である。花形は整形咲き,花の大きさは中輪,高さは高,花弁表側の色は鮮紫赤(JHS カラーチャート9707),裏側の色は鮮紫ピンク(同9505)である。花弁の光沢は普通,花色の移行性は難,花弁の形は剣弁,花弁一枚の形は広楕円形先端尖形,花弁の厚さはやや厚,硬さは普通,数は30~34枚である。花の香りは微香,開花時期は普通である。 「アサミ・レッド」と比較して,花弁表側の色が鮮紫赤,裏側の色が鮮紫ピンクであること等で,「キスミー」と比較して,花弁裏側の色が鮮紫ピンクであること,花弁一枚の形が広楕円形先端尖形であること等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は,平成元年に育成者の温室(愛媛県伊予郡松前町)において,「アサミ・レッド」の枝変わりを発見,以後,増殖を行いながら特性の調査を継続し,6年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。 なお,出願時の名称は「ロイヤルピンクまさこ」であった。 |
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