ピンキー・ピンカム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/10/15 04:26 UTC 版)
「ドロシー・プロヴァイン」の記事における「ピンキー・ピンカム」の解説
1960年から1962年にかけて、ワーナーブラザース製作のテレビ映画「The Roaring 20's 」でレギュラー出演している。このTVシリーズは禁酒法下のニューヨークを舞台に、新聞記者2人(ドナルド・メイとレックス・リーズン)が歌姫ピンキー・ピンカムの協力を得て、時にはマシンガンが乱射される状況の中で酒と賭博と女をめぐる事件の解決をめざす当時のワーナーが得意とした私立探偵ものの1つとして製作されている。ドロシー・プロヴァインはこのテレビドラマのピンキー・ピンカムを演じ、ドラマの中でクラブで毎回当時流行った歌やダンス(チャールストン)を披露する場面が放映され、1920年代のアメリカの華やかな芸能風俗を垣間見られる番組であった。この番組はTBS系から当初は「ローリング20」の原題名で、途中から「マンハッタン・スキャンダル」と改題して放送された。 唄ったり踊ったりするドロシー・プロヴァインの姿は当時の日本の茶の間に強い印象を残し、日本では馴染みにくい女優名よりも役名のピンキー・ピンカムとして記憶されている。また踊る時の時折り見せる脚線美も注目されて、その後の映画『グレートレース』でも酒場の歌姫の役で歌を唄いながら、主人公トニー・カーチスを誘惑して色目を使い、ヒロイン役のナタリー・ウッドが怒って酒場で大乱闘となる場面がある。最後はナタリー・ウッドがドロシー・プロヴァインを後ろから蹴り倒すシーンで終わっている。 また『おかしなおかしなおかしな世界』では、35万ドルの強盗犯が逃走中に谷底に落ちて死ぬ前に盗んだ大金を隠した所を告げて、居合わせた普通の市民が抜きつ抜かれつのカーチョイスをするドタバタコメディだが、大金を求めて探しに行くメンバーの1人で、まだミニスカートでなかった時代だが途中でスカートが破れて、美しい脚を見せながら追いかける人妻の役をユーモラスに演じていた。
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