ビールの泡

お酒・飲料大辞典

ビールの泡

ビールの薄い液体膜（タンパク質、炭水化物、ホップ成分でできている）に包まれた炭酸ガスの気泡の集合体です。 泡はビールの気が抜けたり、香味が変化するのを防ぐフタの役目をするほか、ビールの香り立ちを良くすることが科学的にも証明されています。 なお、サントリーは、このビールの泡持ちに関する研究によって、1996年全米醸造学会会長賞を受賞しました。生ビールのうまさを逃がさない良質の泡の成分についての、世界最先端を行く研究が評価されたのです。 【参　考：ビールの泡持ちに関するサントリーの研究成果】 （1） ビールの泡持ちを良くする成分（泡たんぱく）の分析法を確立。 （2） 麦芽由来の塩基性アミノ酸が泡持ちを悪くすることを解明。 （3） 酵母由来のプロテアーゼ（たんぱく分解酵素）が泡持ちを悪くすることを解明。