ビング・クロスビーによるバージョン
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「クリスマスを我が家で」の記事における「ビング・クロスビーによるバージョン」の解説
クロスビーはジョン・スコット・トロッター・オーケストラとともにこの曲のレコーディングをし、1943年10月4日、デッカ・レコードからSP盤のシングルとしてリリースされた(Decca 18570A、マトリックスナンバー:#L3203)。当初のタイトルは「クリスマスを我が家で(夢の中だけでも)」("I'll Be Home For Christmas (If Only In My Dreams)") であった。リリースから11週間チャート入りし、最高順位は3位だった。年を越した後も19位に位置した。デッカ・レコードは、1946年にこれを再発売した (Decca 23779)。 アメリカ合衆国旧陸軍省は、ラジオ番組「クラフト・ミュージック・ホール(英語版)」で1944年12月7日に放送された、ビング・クロスビーとヘンダーソン合唱団による「クリスマスを我が家で」をV-Disc(英語版)としてリリースした(U.S. Army V-Disc No. 441-B、およびU.S. Navy V-Disc No. 221B、マトリックスナンバー:#VP1253-D5TC206.) 。ラジオ番組から収録されたこのバージョンは、ビング・クロスビーによるアレンジが大きいように思われる。 この曲は、第二次世界大戦の渦中にいた、アメリカの兵士や市民の心の琴線に触れ、クロスビーはこの曲によって5つ目のゴールドディスクを獲得した。「クリスマスを我が家で」は、米軍慰問協会(英語版)のクリスマス番組で最もリクエストされる曲である。アメリカ陸軍兵士向けの雑誌「Yank(英語版)」は、クロスビーは「当時の誰よりもアメリカ軍兵士の心情を代弁することに成功した」と評している。[要出典] 戦地や家庭におけるアメリカ人の間での人気にも関わらず、イギリスのBBCでは、この曲の歌詞がイギリス軍の士気を下げる恐れがあるとの経営陣の判断により、放送禁止にされている(en:List of songs banned by the BBC)。
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