ビンクとカメレオンの家系
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/05 21:21 UTC 版)
「魔法の国ザンス」の記事における「ビンクとカメレオンの家系」の解説
ビンク 第1・2作目の主人公。25歳の誕生日までに彼は魔法の力を示すことができなかったため、ザンスを追放されてしまった。マンダニアとの境界部で、昔追放された邪悪な魔法使いトレントに捕らえられ、彼のザンスへの帰還に同行することになる。後に魔法が関わっているもの全て(魔法および魔法的生物)の危害からビンクを守る「魔力無効」の魔法使いであることが判明した。しかし、魔法が関わっていなければビンクに攻撃できることが知られれば、かえって彼に危険が降りかかることになるため、魔法の力自身が己の存在を隠蔽しており、当初そのことは極一部の者にしか知らされていなかった。彼には全く魔法がかからないというわけではなく、偶然のような形で何かに守られ、あるいは救われて、結果として被害がないという形を取る。 ローランド ビンクの父親。長老の一人であり、準魔法使い級の魔法である、睨んだ者の身体の自由を奪う「金縛りの凝視」の魔法を持つ。公の場では感情を表に表すことをせず、常に冷静沈着な人物であるが、ビンクにとっては理解力のある頼もしい父親である。 ビアンカ ビンクの母親。準魔法使い級の魔法である、狭い範囲で5秒間だけ時間をとびこえることができる「再生」の魔法を持つ。夫のローランドに比べると多少、感情的で潔癖症な性格であるが、ビンクにとっては大変に愛情深い母親である。 カメレオン ビンクの妻。月の周期に従って容姿と知性が逆比例して変化する。その変化は極めて大きく、性格まで変わってしまうため、他者から見たら記憶を共有した別人のように変化する。美しく愚かなときは「ウィン」、中間状態は「ディー」、醜く鋭い知性の時は「ファンション」と名乗っている。彼女自身には解除することが出来ず、半ば魔法的生物となっている。 ドオア ビンクとカメレオンの息子。無生物と会話ができる魔法使い。家の家具など、彼と接触の多い物体は影響を強く受けるのか、彼が側にいなくなってもしばらくは会話が出来るようになる。基本的に無生物はドオアに従うが、持ち主が存在する家具などの場合は、ドオアではなく元の持ち主に忠実なようである。後にある程度の動作をさせる(ドアに話しかけて開閉させるなど)ことも可能となった。トレント王の退位後、ザンス王位に就く。ハンサムではあるが、幼少時は王になることが半ば決定事項だったこともあり、トレント王と比較されることと、イレーヌにいじめられていたため、気弱で優柔不断な性格だった。 アイビィ ドオアとイレーヌの娘。周りにいる生き物の能力・特性を強める力を持つ魔法使い。恋人はマーフィの息子グレイ。押しの強い性格は母親に似ている。 ドルフ ドオアとイレーヌの息子でアイビィの弟。自分自身が他の生物に変身する魔法使い。その際、トレントの変身とは違い心はドルフのままである。婚約者が決定するまでに、重大な事件があった。優柔不断なところは父親にそっくりである。
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