ヒジャブの着用に関するトラブルと顛末
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 23:10 UTC 版)
「2012年ロンドンオリンピックのサッカー競技・アジア予選」の記事における「ヒジャブの着用に関するトラブルと顛末」の解説
イラン女子代表は、競技時にヒジャブ(イスラム教圏で女性が着用する、頭などを覆う布)を着用したことが国際サッカー連盟(FIFA)の規定違反であるとして試合への参加を拒否され、6月3日のヨルダン戦は不戦敗(0 - 3での敗戦扱い)とされた。イランは、一度妥協案で合意が出来ていたにもかかわらず今回の処分を受けたとして抗議している。6月5日のベトナム戦も同様の処分が下された。 なおアジアサッカー連盟は、サッカー競技規則の解釈によりヒジャブ着用を違反とされたことについて、国際サッカー評議会(IFAB)に規則の解釈の見直しを求めるよう、国際サッカー連盟事務局長に求める方針を示した(IFABを構成するFIFAおよびイギリス本土4協会を除く地域連盟および各協会は、FIFA事務局長に書面で規則改正案を提出できる)。 2012年7月5日、スイス・チューリッヒにあるFIFA本部で開かれたIFAB特別会合で、イスラム教徒のヒジャブ(通達上の表記はヘッドスカーフ)の試験導入(強制ではなく、競技会ごとに定める。2014年IFAB年次総会で永続導入なども含め最終決定する)が決まり、2012年10月2日のIFAB年次事務会議で試合で使用を許可するヒジャブのデザイン、色、素材を決定した。
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